会社の倒産
私が最初に勤務していた会社は倒産しました。
経営者の人柄は良くて、悪い会社ではありません。
出来る社員も取り立てていた、それなのに・・・。
倒産した理由
- 自社商品なかった
- 仕事の受注は90%を大手1社に頼っていた
- 社員を平等に扱っていなかった
自社商品がなかった
ひとつには自社商品がなかった事が理由に挙げられます。
その分野では高い技術を持っていたので、致命的ではなかったかもしれませんが。
仕事の受注は90%を大手1社に頼っていた
これは大きな要因だったと思います。
取引先は数社あったのですが、大手1社以外は売り上げが少なすぎました。
その1社の動向に当然大きな影響を受けてしまいました。
社員を平等に扱っていなかった
もうひとつは優秀な社員以上に、縁故のある社員を大事にしたことでした。
取引先の家族、恩人、知人の子息などを不似合いな地位に就けました。
当然見所のある社員は意欲を無くして辞めていきますよね。
私も残念ながら縁故があって入社した1人でした。
根性で出来る仕事はしっかりやったつもりでいました。
でも難しい交渉や、決断をする仕事からは逃げていました。
普通はそんな社員は降格されたり、部署替えされたりするものですが許されたのです。
自分がいてもいなくても倒産
逃げながらも、危機感を感じました。
このままでは、自分にとっても会社にとっても将来のためには良くない。
自分がこの会社をダメにしてしまいそうな、そんな危機感まで覚えました。
会社が倒産したのは私が転職してから数年後でした。
どんな企業が生き延びていけるのか、これからの時代は不透明です。
危機感を持たなくなるのは怖いですね。
現実になってしまうと余計そう感じます。
勤務先の方針に危機感を感じたら、
- 正しい方向に向かうよう進言していく
- 別の企業に活路を見いだす
どう行動するかは、あなたの決断次第ですね。